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肛門に高圧エア注入 13歳少年危篤状態に

2012年07月13日
【新唐人2012年7月14日付ニュース】中国の山東省徳州市夏津県で、家計を助けるため自動車修理工場で働いていた13歳の少年が、工場の従業員にエアポンプを肛門に入れられました。高圧エアによって内臓が押しつぶされ、危篤状態に陥っています。医者によると、後もう少しで少年の身体は破裂するところだったそうです。
 
13歳の杜伝旺君は貧しい家計を助けるため、今年春、学校をやめて自動車修理工場の見習いになりました。工場の従業員二人が遊びのつもりで高圧エアポンプを杜君の肛門に挿入し、空気を注入。高圧空気によって杜君の大腸と小腸は20数箇所に穴が開き、他の臓器も深刻に損傷。未だ危篤状態に陥ったままだそうです。
 
しかし、1日2万元もかかる高額治療費を、杜君の家族も悪ふざけをした二人の従業員も払えません。ミニブログで募金が呼びかけられ、7月12日現在、1959人のネットユーザーから40万元が集まり、1回目の手術費に当てられるそうです。
 
ネットユーザー1959人から40万元が集まり、1回目の手術費に当たられる。
 
ネットユーザーらは、母親もいない13歳の子供が家計を助けるために働きに出たのに、大人二人に意地悪され、危篤状態になるなんてひどすぎると憤慨しています。
 
多くの人は杜君にエールを送ると同時に、意地悪をした大人二人を処罰すべきだと示しました。従業員二人はすでに逮捕されたそうです。
 
また、政府の不作為を批判する声も聞かれました。“事故が起こり、メディアと民衆の力で少年一人が救われたとしても、中国にはこのような貧困にあえいでいる少年が数え切れないほどいる。誰が助けてくれるのか。”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

 

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